子供のアレルギー対策は、新陳代謝を高めることから始まります! 子供のアレルギー専科
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私が、自分の身体を通して体感、勉強して、分かったこと

 私は、前職時代に紹介された方が、進めようとしていた「体内エステ」、通称:毛髪ミネラル検査に、98年に出合いました。
 それまで、サプリメントや健康食品で自分に合うタイプの商品も少なく、大正製薬の液体タイプのアニマリンという滋養強壮系の商品だけ、合ったかな?というのを覚えています。

 その後、訳も分からず、体内エステを受診し、自分の身体がボロボロ(糖尿病寸前、心臓、消化器系も弱っていた)だったことを知り、自分に合ったサプリメントが処方され、それらを飲用した半年後には、顔色も変わり、2日酔いもしなくなっていたのでした。
 そこで、薬以外のもので、なぜ元気になれるのか?という疑問を抱き、その後、自然食品+サプリメント店をオープンさせ、その疑問を次々と紐解いていくと、「代謝異常」「ミネラルバランス」というキーワードに行き着きました。

 それから、その二つのキーワード「代謝異常」「ミネラルバランス」を解決する為に色々と勉強し、自分でも色々と試しながら、今に至っているというのが正直なところです。
 そこが私の原点であり、それを正すことが、今でも頑固に健康の源だという風に感じています。

 ただ、私は当初、2つのキーワードを解決出来るものは、自然素材から作られたサプリメントだと感じていましたし、そう信じていました。
 しかし、さらに調べていく内に、03年にCI協会とオーサワジャパンが主催した講演会に足を運んでいました。
 その講演会には、今は心の師であり、農業家の、ご自身で百姓と名乗る赤峰勝人先生が壇上に立たれ、講演をされていました。

講演中の赤峰勝人先生

 00年に自然食品+サプリメント店を開いた時に、たまたま訪ねてきた方が、赤峰先生の存在を教えて下さっていたのですが、本は読まずに、ビデオだけを見ていて、そのままになっていた方だと思い出し、何かに導かれるように会場に出向きました。
 その場で聴いた講演内容は、今でこそ腹に落ち納得していることなのですが、初めて聴き、信じられないような内容でしたので、目からウロコが落ちました。

 しかも、田畑という現場で、自然と向き合う中での実体験に基づかれ話されていることだったので、素直に聞き入れることが出来たのです。
 もちろん、帰ってから本「ニンジンから宇宙へ」をむさぼり読みましたし、講演を聴いた後だっただけに、スーッと入り込み、さらに理解力が深まった様に覚えています。

 赤峰先生は、循環農法という完全無農薬、無化学肥料で、除草剤など化学物質を一切を使わず、農業にとって敵とされる草を味方につけ、虫や菌がなぜ発生するのかを理解され、それらを上手に利用した上で、土づくりや完熟堆肥づくりに取り組まれて、米や野菜などを栽培され、会員に販売されています。

 赤峰先生が、基準とされているのは、有機JAS認定のような中途半端な基準ではなく、アトピーの子供が食べても症状が悪化しない米、野菜づくりを心掛けられておられます。
 また、自然食品も扱っておられますが、独自の基準を設けられ、自然食品の中でも良い物、悪い物を選別されて、販売されています。

 そして、何より重視されているのは、生きている食材を食べること。
 つまり、玄米食を基本とされ、季節の野菜、発酵食品に、ミネラルの宝庫、自然海塩を積極的に摂ることを提唱されています。
 特に強調されていることが、「現代人は塩切れ」なので元気が無いんだと。

 だから、自然海塩なら、いくら摂っても構わないと、常々話されています。
 出来れば、自然海塩を使って作っている味噌、醤油、ぬか漬けなどという形で、摂るのが一番良いと言われています。
 私は時々、酒を飲みながら、塩を舌の下に入れていますが。

 なので私は、ミネラルバランス、新陳代謝の乱れを正す為に、塩が必要だと感じましたし、食を通してミネラルバランスを正す方法に行き着いたのでした。

 それから、初めて大分のなずな農園へお邪魔したのは、05年の冬でした。
 そこで、私が取り組んでいることや色々と話をさせて頂き、質問した時には、「玄米菜食+少量の動物性タンパク食を続けるのは、田舎と違い、付き合いや誘惑が多い都会じゃ、なかなか難しいだろうな」とも言われました。


 本来なら、少しずつでも玄米食を普及させられると良いのですが、そういう訳にもいかないので、私はお客様が無理なく続けられる方法を提案するのが、最適ではないか思うようになりました。
 玄米+季節の野菜+αが続けられる方は、それで良いですし、難しいなら、サプリメント、または折衷案などをを提案すると言ったようにです。

 サプリメントから入り、色々と疑問を紐解いていくと、結果的に農業家との出合いがあり、そして改めて食の大切さを再確認させられたのでした。

 しかし、現在は、食の欧米化、ファーストフード、インスタント食品等、便利性が一般化してしまった現代です。
 私も、玄米の美味しい炊き方を知るまで、玄米は不味いと思いましたし、ましてや現代人が食べるとなると色々な障壁があります。
 だから、その人が摂りやすい形で、提案していこうと思い至ったのです。

 赤峰先生が書かれた「アトピーは自然からのメッセージ」という本には、本当に厳しい基準で食事について書かれています。
 農薬や化学肥料が使われた穀類や野菜類に、養殖された魚、肉類、乳製品、卵はダメですし、砂糖や果物類は、一切ダメです。もちろん化学合成された添加物が入った食品や薬品類も一切ダメですし、家族の協力があってこそ、アトピーと向き合えるのだと。

 とにかく、アレルギーの原因は、昭和30年代に農薬・化学肥料を使うようになったこと。そして、インスタント食品が普及し、合成食品添加物が使われ始め、昭和46年に施行された塩田法で、ミネラルの宝庫自然海塩を摂れなくなったことで、決定的となりました。
 その頃にファーストフード、コンビニが上陸し、牛肉も普及し、食の欧米化が加速したことも付け加えておかねばならないのです。
 もちろん、安易なクスリ漬け行政にも問題があると思いますが。

 それだけ、体内では代謝出来ない、かつ体内に蓄積しかねない化学物質まみれの生活が当たり前になり、新陳代謝を活発にする、ビタミン&ミネラル、食物繊維、酵素などの微量栄養素が恒常的に不足するような時代になってしまいました。
 つまり、体調不良が生じる原因は、「今あなたが食べている物で、あなたの身体が出来ている」と言うことを、今一度知るべきなのです。

 赤峰先生は、アトピーの方々を沢山悩みから解放されてこられましたが、結局のところ、田畑の土が病んでいるから、人間の健康も損なわれていることに気付かれたと話されています。
 これこそ、「身土不二」という言葉の所以にも思えるのです。

 また、フードマタースのDVDでは、化学肥料(窒素、リン酸、カリウム)だけを土壌に与えて、無理やり作物を作っているので、土壌も疲弊し、病んでしまい、どんどん進行すると砂漠となってしまう。そのような土壌で作られる作物も、当然のごとく病んでしまっていると。

 当然、そのような作物を食べる人間も、病んでしまうんだと。
 だから、土壌にも栄養分となる50数種類のミネラル分を送り込まねばならいとも語られています。
 それを、赤峰先生は、田畑に生える草の種類で、何の栄養分が不足しかけているのかを見分け、酷くなった時は、田畑を休ませ、草を沢山生えさせることにより、土壌に必要なミネラル分を送り込み、補っているのです。


 そこで、私なりにアレルギーの対策を考えてみたのですが、
◆まず第1に体内に、添加物やクスリ等の化学物質を、可能な限り体内に入れないこと。また、一物全体食を心掛けること。
◆第2として、ビタミン、ミネラル分を補給し、新陳代謝を高めることで、細胞内に蓄積している老廃物などを体外に排出できるようにする。(体内エステなど)
◆第3として、オメガ3系の油分を摂る為に、青背の魚類油、亜麻仁油を摂るように心掛けること。
◆第4として、便秘も体内に毒を抱え込んでいるのと同じなので、お漬け物、納豆、味噌などの発酵食品を積極的に摂り、乳酸菌を腸に送り込み、免疫を司る腸を活発に働かせること。
◆第5として、陰陽を理解して、体温を36.5〜37度になるような食事を心掛けること。また、適度な運動により、筋肉を保つこと。
◆第6として、一口30〜50回噛むことを心掛け、消化を助けること。



 そして、塩田法、コンビニ、ファーストフードの普及から続きますが、その後、ガン、高血圧、糖尿病、心臓病、アトピーなどの病気が一気に増加し始めたのです。
 しかも、子供が罹らないと言われた糖尿病などを、子供が患うようになり、成人病から生活習慣病へと改名されたのです。

 その提唱者は、百歳にあと少しの聖路加病院の日野原重明名誉院長でした。
 なぜなら、食生活の変化、交通機関の発達による運動不足、ストレス社会、喫煙などが要因と考えられるようになったからでした。
 つまり、その人の生活習慣(生き方)が、病気の原因となったのです。

 その後も、バブル経済があり、食生活は美食化し、美味しい部分しか食べなくなり、ますますビタミン、ミネラル、食物繊維、酵素など、人間に微量ながら必須の栄養素が恒常的に不足していきました。
 また、肉食が一般化し、大腸ガンが急増し、西洋型の病気が一気に増え始めたのでした。

 医療体制と言えば、細菌やウィルス治療、外科手術や検査手法などが目覚ましい進歩を遂げてきました。
 でも、生活習慣病への治療法と言えば、「一生付き合って行きましょう」という言葉を象徴するように、糖尿病の血糖値、高血圧などの数値目標が中心であり、アレルギーと言えば症状を抑えるだけの、つまり薬でコントロールするし、病気が治らないのを前提に、投薬治療が続けられているのが現状です。

 ここで、私が最初に取り組んだことから分かったことを書いておこうと思います。
 毛髪ミネラル検査の結果を見ても、なかなか読めるものではありません。
 なので、私は毛髪ミネラル検査だけというのは、実はオススメしておりません。なぜなら、結果が分かっても、次に行動を起こさなければ何も意味がなく、身体が変わらないからです。
 つまり、検査後にサプリメントの処方提案がされますが、それを飲むことを前提に受けて頂くか、最低限ビタミン、ミネラルの総合型サプリメントをお飲み頂きたいのです。
 私は、分からないままに進めてきましたし、確かに、費用はお安くはありません。

 でも、機械にオーバーホールが必要なように、体内の細胞内に蓄積している様々な物質を排出し、身体を掃除し、キレイにしてやることも、時には必要だと思うのです。 
 人間を何十年と演じていますと、そこら中にガタがきていて当然だと考えているからです。

 これまで沢山の方々の処方提案を見てきましたが、内容を見ていると気付くことがありました。
 それは、殆どの方に、ビタミン、ミネラル総合型サプリメント(総合栄養食品)に、身体のサビを防ぐ抗酸化ビタミンA、C、E、日本人に不足がちな亜鉛、そしてオメガ3系の油分が入っていて、残りは、その方特有の症状に合わせたサプリメントが提案されていることが多く、日本で見掛けるような青汁といった健康食品は皆無に等しいのです。

 だから、私は自分でも愛用しているビタミン、ミネラル総合型サプリメントを、まずお薦めしていますし、次に必要であれば、オメガ3系のサプリメントをプラスするようにお伝えしています。
 あとは、腸を活発に働かせ、免疫力を高める為に、食物繊維か、乳酸菌をプラスするのが基本で、身体が冷えている方には、生姜や葛を薦めることもありますが、代謝異常を正す為に、他のサプリメントをお薦めすることは、殆どありません。
 なかなか取り組むのも難しいかも知れませんが、ぜひ取り組んで頂きたいと思います。

 次に、赤峰先生が書かれていることを付加しておこうと思います。
 以上のようなことを続けると、3週間〜1ヶ月程すると、瞑眩(めんけん)反応(好転反応)として、アレルギー症状が一気に吹き出し、悪化したように思えることがあるそうです。
 それを我慢して、乗り越えてはじめて、皮膚が生まれ変わり、快方へと向かうそうです。

 そこで、クスリを使ってしまうと、結局元の木阿弥になってしまうんだと。
 それぐらい瞑眩反応というか、自然治癒力の働きという症状というのは、一進一退を繰り返しつつ、良好な方向へ進むのです。

 とにかく「医食同源」という言葉があるように、口に入るモノを正していかなければ、患者は増え続け、病院の医師達が疲弊するだけだと考えています。
 なぜなら、医師も増えていますが、それよりも難しい症状の患者が増え過ぎているということだと思っています。

 私は、少しでも病人を減らす為には、新陳代謝を正常にすることで、口から入った物は、食道、胃へと行き、細かく砕かれ、小腸、大腸で栄養が吸収され、肝臓で様々な化学処理がなされ、最後は、便や尿として体外に排出するという流れが、スムーズに行われることが大切だと考えています。
 その流れを断ち切るのが薬であることも覚えておいて頂きたいのです。
 大抵の生活習慣病は、代謝異常の病気だからです。
 いわゆる、現代版の栄養過剰の栄養失調が、生活習慣病の正体だと言えるのかな?とも考えていますし、生活習慣病=食源病だと言えると感じているからです。

 ですので、生活習慣病には、どちらかというと、東洋医学的に人を診て、症状に対する治療法に取り組む方が適切なのにも拘わらず、未だにそうですが、国はそれを認めようとしていませんし、かつ、薬事法で栄養補助食品に対する規制も厳しいのが現状です。

 また「免疫革命」を書かれた安保徹先生は、薬というのは、代謝阻害剤であり、同じ薬を2週間以上飲み続けても意味がないと書かれています。
 加えて、外科医だった著名な先生方が、切っても切ってもガンが再発するのを見て、疑問に感じ、食事や栄養面を重視した治療法に変えられているのです。
 さらに最近では、内科医でも、マニュアル通りの投薬治療を続け、症状が改善しないのに疑問を持ち、どう患者に向き合えば分からなくなっているのが現実のようです。
 それぐらい、生活習慣病患者で病院が溢れかえってしまっているのです。

 また、患者は風邪を治すぐらいの安易な気持ちで、糖尿病、高血圧、心臓病、アレルギー、アトピーなどの生活習慣病治療に取り組んでいる場合が多い、と思っています。
 これも、国が今色々と取り組んでいるとは思いますが、これまで病気に罹ると医者に行って、薬を処方して貰い、治すという習慣が身に付いてしまっているからだと考えています。

 そういう意味で、アメリカにある「We are what we eat」という言葉を再確認すべきだと感じる必要があると思います。
 つまり、「自分が食べた物で、自分の身体が出来ている」という、誰もが知っていることに、改めて疑問を持つと言うことだと思います。

 現代は、そこら中に、食品が溢れかえっていますが、本当に身体にとって必要な食品というのは、ごく僅かということだと思います。

 人間に飼育された動物は、なぜ人と同じ病気になるのでしょうか?
 また、人間の残飯を食べた下記の写真のたぬきは、なぜアトピーになったのでしょうか?
 今一度、考えて頂きたいのです。


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