非常にカンタンに書かれていますので、なかなか難しいのですが、有害物質を含んでいない物を購入しようと思えば、近くにあるスーパーではなく、最寄りの自然食品店を探されるか、インターネットで、オーサワジャパン、杉食、ムソウ、創健社などを扱っているサイトや、宅配のよつ葉、らでぃっしゅぼーや、大地を守る会、オイシックス、ポラン広場などをご利用頂ければと思います。
または、私がお付き合いがあり、会員でもある「なずなの会」に入会して頂くのも、結構かと思います。
食性のかなった物は、日本人が古来からずっと食べてきたお米、雑穀類、季節の野菜、果物、小魚類、海草類に、味噌、醤油、酢、納豆、漬け物などの発酵食品類を食べ、欧米型の食生活を見直すということです。
元々、日本食には、酵素、消化に良い物が多く、またバランスよく食べているので、栄養にも偏りが少なかったのです。
ですので、今一度、今の食生活を見直して頂きたいと思います。
次に、人間でも動物でも欠かすことの出来ない塩について、少し触れておこうと思います。
イランの医師であるF・バトマンゲリ氏は、著書「Water:Rx for a Healthier,Pain-Free Life」の中で、塩の重要性について語っています。いうまでもなく、塩は私たち人間を含めたあらゆる生物にとって、なくてはならない物質です。主に海水が由来で精製されていない自然塩は、その98%がいわゆる塩化ナトリウムで、残りの2%は80以上のミネラルで構成されています。このような自然塩の結晶成分は非常に複雑な構造をしており、
同じ材料をもってしても人間には作り出すことが出来ないといわれるほどです。バトマンゲリ氏は、自然塩が持つ健康面への効果をいくつも挙げています。その数と内容には驚くばかりです。ただし、その全てには、自然塩に含まれる様々なミネラルのバランスが非常に重要であることを強調しています。たった2%分のミネラルの存在があってこそ、残りの98%が生きるのです。
これに対し、食卓塩などの精製塩は99.9%が塩化ナトリウムであり、残りの0.1%の成分は人工的に添加された物質で、しかもその中には、人体への直接的な悪影響が懸念されているものも含まれています。一見すると成分上の大差はないように思えるものの、自然塩と精製塩は正しく似て非なるものだということが分かります。
「Water:Rx for a Healthier,Pain-Free Life」ではこの2つの塩に対して、¨Salts that Heal,
Salts that Kill¨という言葉を用いています。自然塩が「人を治す塩」であるのに対し、精製塩は「人を殺す塩」とまでいうのです。
なぜかというと、これは塩だけにとどまる話ではないからです。塩と同様、私たちが口にするあらゆるものが「人を治す食べ物」と「人を殺す食べ物」に分けられます。分かりやすい例で言えば、油一つをとっても、「人を治す油」があれば「人を殺す油」もあるわけです。つまり、前者の代表例が亜麻仁油や魚油であり、トランス脂肪やリノール酸過多の油などは、まさに後者の主犯格です。
「人を治す油」亜麻仁油を、大さじ2杯、毎日取ることをお勧めします。ひとつひとつチェックしていくと分かるように、高品質の亜麻仁油は「よい食べ物の5つの条件」を全てクリアする、非常に質の高い食品です。
次に、山田先生が提唱されてきた「まごわやさしい」という食のキーワード。
最近は、テレビでも取り上げられ、レシピも紹介されたりしています。
2009年9月22日に放映された「たけしの本当は怖い家庭の医学3時間スペシャル、病気にならない身体づくり、家庭できる身体年齢若返りプロジェクト09」を見ました。
その中で、私と同い年のプロ野球選手、工藤公康投手が登場。若い頃は、無茶苦茶な生活で、一時期は引退かと言われるまで、成績を落ちた経験もしています。
理由は、暴飲暴食により肝臓が悲鳴をあげ、内蔵がボロボロとなり、選手生命も危ぶまれたことがあり、そこから奥さんの内助の功があり、今に至っている食生活が紹介されていました。
私は、工藤投手がジャイアンツ在籍時代に、とある新聞記事が目に止まり、その記事は今でも残してあるぐらいです。それぐらい、食の大切さが綴られていました。
そのような記事が、最近では、工藤投手の長持ちの秘訣として紹介されていることも多いぐらいです。
工藤投手に教わったのかどうか分かりませんが、メジャーリーガーの松井秀樹外野手も、常々語っていた「まごわやさしい」というキーワードに沿って、食事が奥さんによって、用意されていることが紹介されたいました。
そのキーワードを、一つずつ紐解いていくと、
ま = 豆(味噌、納豆、豆腐など) |
ご = ごま、ナッツ類 |
わ = ワカメ、昆布、のり、ひじきなど海藻類 |
や = 季節の野菜(緑黄色野菜、淡色野菜、根菜類)) |
さ = 魚、青背の魚、貝類 |
し = しいたけなど、キノコ類 |
い = いも類(じゃがいも、さつまいも、長芋、里芋類) |
食事は、和食的な内容になるわけですが、日本食は低脂肪で、エネルギー源の炭水化物と代謝に必要なビタミンとミネラルを十分に含んでいるので、良いのです。
もちろん、日本人なのでお米、発酵食品、自然海塩は欠かせませんので、可能な限り、ご飯に、汁物、副食が三品ついた献立の「一汁三菜」を心掛けて頂きたく思います。
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もし肉を食べたくなれば、ステーキや焼き肉を食べる時に、その3倍以上の野菜や豆を摂りながら、バランスを考慮して頂きたいと思います。
また、肉も霜降りのような脂身が入った肉ではなく、赤身の多い物を選んで頂ければと思います。サシを入れるために、様々な薬品などが使われているようですので。
生活習慣病を予防する為には、朝食は要らない。 |
(成長期の子供は例外です) |
体内時計を理解して食事することの重要性
体内時計 |
体内の働き |
4時〜12時 |
体外排泄のサイクル |
12時〜20時 |
食物摂取のサイクル |
20時〜4時 |
体内吸収のサイクル |
食事療法で有名な故甲田先生が主張されてきた「半日断食」、2001年に流行したビール酵母ダイエット、それに黒糖ダイエット。朝食は野菜・果物ジュースで十分という説があり、日本では朝食抜きは良くないとする節が大勢を占めているので、私なりにじっくり勉強し、考えてみました。
私なりの仮説で、「ライフスタイル革命」という書物の中の一文に、人間の体内の消化・吸収サイクルが説明されているのですが、
身体のリズムとして朝の4時から昼の12時までは排泄のサイクル、昼の12時から夜の8時までは食べるサイクル、夜の8時から朝の4時までは体内への吸収サイクルと書かれているのです。
甲田先生も、朝は排泄に徹することと言われているんです。おそらく、このサイクルを知っている方が少ないと思うのです。
これらの4つの説にあてはめると、偶然と思われないのですが、どれも朝食は抜きでも構わないか、殆どの場合流動食程度で済ませているのです。
つまり、排泄の邪魔をしないような物を口にする、という点です。
もし朝食が1日の活力の原動力でどうしても必要で、かつ脳に栄養が必要というなら、脳や筋肉やすべての身体の細胞のエネルギー源は糖でまかなわれているのですから、オリゴ糖などの糖分を補えば良いということになるのではないでしょうか。
皆さんはどう思われますか〜。
それに、朝食は英語でbreakfast。Fast(断食)をbreak(やめて)食べる1食目という意味だそうです。だから朝食は、前日の夕食後から断食して食べる1食目なので、ごく軽めの食事で十分だそうです。意味が深いですね〜。
つまり甲田先生は、現代人は3食きっちり摂る上に、なおかつ間食もし、運動不足も加わり、胃や腸が休む間なく働いており、また常に胃や腸に何かが詰まっている状態なので、胃や腸に負担がかかりすぎて、オーバーヒート気味であると訴えておられるのです。
つまり胃や腸が荒れても、傷がついても修復する時間がないのが現状です。その為にも胃や腸を半日程度休ませることにより、荒れや傷も修復でき、本来の働きを取り戻すことが出来るようになると唱えておられるのです。
人間は、原始時代のことを思い出すまでもなく、少し前まで今の野生動物と同じで、常に食べ物があったわけじゃなく、飢餓に耐える本能を身につけていたのですが、今でもDNAにはそれが刻まれており、飢餓本能を呼び起こすことにより、身体本来の働き(生理作用)を取り戻すことも出来るようになるんです。
別の角度から説明すると、倹約遺伝子というのがあり、それは要するにエネルギーを出さない、栄養分を溜め込むことを司る遺伝子だそうです。
日本人にはこの倹約遺伝子が多く、40%弱を占めており、この遺伝子は、無駄なエネルギーをセーブする、節約する遺伝子で、飢餓には順応しやすいんですが、逆に飽食では、肥満になりやすく、このために、ピマ族(アメリカ大陸の先住民族)も私達日本人も、現代の飽食の環境下では、太りやすくなってしまうのだそうです。
DNAって怖い存在なんです。
その為にも、食べ過ぎを是正しないといけません!
自然と共生をしている野生の動物は、肥満気味は存在しません。ましてや人間のように余計な食事をしないはずです。面白い例として、動物園のライオンは野生時代と同じようにするため、毎日食事を与えず、サイクルを決めて、食べさせては、餌を与えない日を数日設けているそうです。
人間も飽食の時代だからこそ、敢えて消化器官を休めさせるために、小食を心掛けても良いのではないでしょうか。
それが、生活習慣病対策の一番の近道だと思いますので。
最後に、興味があるようでしたら、杏林予防医学研究所の山田豊文先生が語る健康実践法をご覧下さい。